休職者たるもの耐倒伏性を養わねばならぬ
こんにちは、えりつぃんです。みんな元気ですか?
先日、同僚から「12/13にアドベントカレンダー書いてくれません?(´・ω・`)*1」との連絡を頂いてこのブログを書いています。休職者にオファーが来るあたり、相当枠が余っているのではないでしょうか? 弊社の状況が心配です。
そんな不安に対し、しかし当該カレンダーは社内限定公開のため休職中のわたしはカレンダーにアクセスできないため真相は確かめられませんでした。いかがだったでしょうか?
前後にどなたがいるのかもわかりませんが、誰かはいますように。
というわけで、この記事は弊社アドベントカレンダーの12/13分の記事です。休職中の暮らしとメンタルヘルスについて書こうと思います。
とても個人的な記録であり、技術の話は一切ありません。*2
ちなみに耐倒伏性は米用語ですがだいたいレジリエンスってことだと思います!実に勉強になりますね!
■もくじ
はじめに
わたしは病気のため昨年12月下旬から休職しており、まもなく一年が経とうとしています。
新卒で就職してからのおよそ六年間、心身ともにギリギリを攻めつつ元気に働いてきましたが、このたび初めて長期で仕事をお休みを頂くことになりました。
この一年間は病気の発覚から検査、入院、手術、化学療法、重篤な副作用の発症と治療などなど、めったに経験できないことばかりの新鮮な日々でした。
働かないことにも才能が必要である
一年の休職のうちおよそ半年間は副作用の治療で、通院と服薬での治療がメインでした。有り体に言えばたくさん薬を飲んで月に一度病院に行くちょっと体調の悪いニートって感じです。
しかし、職業診断で芸術家が向いていますと出るタイプの人間であるところのわたしは、おそらく「働かないこと」にも向いていません。
特に貯蓄が減ることや大きな支出がメンタルに響くので、そこそこ高額な医療費と休職に伴う無収入は結構きつかったです。
医療費の限度額適用認定や社内制度の確認で金銭面を意識することも多かったので、収入がない状態で医療費の明細を見るたびにウワ〜〜〜!!ってなってました。
実際は限度額適用認定で年収に応じた医療費上限があるし、休職期間分の傷病手当金ももらえるので(まだもらってないからいくらもらえるか知らんけど)、悲しみはあるものの生活が苦しくなるほどではない……と思います……。
働いてお金がもらえると心の健康に効くし、今の仕事に面白さを感じる場面もあるので、基本的には働いていたいです。個人の見解。最近はお金を意識することが減って落ち着いています。
心の健康を保つのはけっこう難しい
金銭面以外でも落ち込む要因はいろいろあって、今日何もできなかったな〜生産的なことしてないな〜的な無力感とか、自分が止まっていてもお構いなしに動き続ける社会からの疎外感とか(コロナ禍で社会全体が停滞気味な時期なのでだいぶましだった。この時代でなければ多分もっと厳しかったと思います)、単純に平日昼間が孤独とか。どれがきついかはかなり人によると思います。
わたしは療養期間中に数年楽しみに待っていた舞台の新作公演があり、観劇できなかったことで結構落ち込みました。めちゃくちゃ歌がうまくて顔が良いYokazenohorizon、見たかったな……。
ともあれ、このへんの気持ちって病状が落ち着いてくるにつれて出てくるもので、一時は体調が良いにも関わらず精神的には落ち込んでしまう、という日が多くなりました。身体が元に戻ってきた分だけ、なかなか元には戻らない生活とのギャップに焦燥感が募ってしまう。
あとなんだか個人的に、人生の残機がゼロになったような感覚があります。ゲームオーバーを意識しすぎてプレッシャーを感じてしまうんですよね。そのわりになかなか元通りに身体が動くわけでもないので、より一層焦ってしまう。
働かざるものたちよゲームをしよう
と、急にゲームに例えたりなどしましたが、休職中のわたしを憂鬱から救ってくれたものとしてゲームの存在が大きかったりします。適度な達成感があるのと、不安から余計なことを考える時間を潰せるので精神衛生上かなり良かったです。
こうやって文章書くとかものづくり系も適度に集中できて良いんですが、それなりに元気がないとできないことでもあるので、ゲームって思考停止でもできる感じと考えさせられる感じが両方ちょうどいいなと思いました。
特に夜になると未来への漠然とした不安感で落ち込んでくるパターンはあるあるなので、さっさと寝るのを前提に、気を紛らわせるものが必要だと思いました。ゲーム以外にも、おすすめの小説や漫画をたくさん教えてもらえたのがありがたかったです。
いまはダイパリメイクをやってるんですけど、道民的には網走にでかいデパートがあるのが納得いってないです。シンオウ地方の右半分には厳しい自然しかないはずだが?
おわりに
休職エントリということで最初は制度面の話を書こうかと思ったけど、いまいちおもしろくなさそうだったのでやめました。まとめるの面倒だし……
休職している間って病気以外でも不安なことも多いし、不安は心の健康を蝕みます。もちろん身体の健康は大事ですが、同じくらいに心の健康も大切です。
みんなの心の健康のため、わたしの経験がいつかどこかで誰かの役に立ったり、そうでなくても少しでも楽しんでもらえたらいいなと思います。
なにせわたしはいわば休職のプロです!する側のな!
(※制度面は素直に会社にいる本物のプロに聞きましょう。とても助かりました)
さて、明日以降も弊社アドベントカレンダーは続いていくのでしょうか?
復職したら読ませてもらおうと思います。たのしみにしてまーす!
その後いかがですか?
おひさしぶりです。元気です。
なんと生きています!!!やったね!!!!
その後と近況
無事?に治りました。
コロナ禍での入院というのもあり結構大変だったんですが、ほんとにいろいろな運が良くて助かりました。
術後10日、開けた腹がギリギリ閉まったあたりですぐに抗がん剤治療を開始して、入退院を繰り返しつつ3ヶ月かけて抗がん剤を打って(まーじでハチャメチャにしんどかった)、6月に腫瘍マーカーが正常範囲に戻り、治ったということになりました。
今は抗がん剤の副作用でいくつか大変なものの治療中です(メインは肺炎です😔)。また薬の副作用があって、手足がしびれて日常生活に困りまくっています。副作用の副作用、無限か?と思うけど、まあ生きているだけ大分ましですね。
しびれててもゲームはできるのでルーンファクトリー5に250時間溶かしました*1。
元気です。
まだしばらくは副作用絡みの治療があるので通院しつつ、リハビリがてら筋トレして過ごしてます。
おたんじょうび
だいぶ時間経ってしまいましたが、お祝いありがとうございました。
そして贈り物してくださった方、大変助かりました。温かい言葉を添えてくれてうれしかったです。ここでちゃんとお礼をしようと思っていたのですが遅くなってすみません。
ペットボトルのお水たくさん必要だったのでありがたかったです。入院中は塩分に飢えてたのでスープ系もおいしくいただきました。あと友人各位が選んでくれたハンドクリームがかなり嬉しかったです、薬と乾燥で手荒れがとてつもなかった……。
いただいたアマギフの多くは電子書籍になっています。おすすめしてもらった本いろいろ買いました!秒で本が買えてしまうの、悪い文明だ。助かる。
やっぱり病気になっている間は体調に引っ張られて落ち込みがちなので、さっと漫画読んだりして気分を変えられるのは良かったです。現実はどうしても辛いので、そこから離れて物語に没頭することで心を救われることは多くありました。
退院してからはライブとか舞台の円盤いっぱい見ました、やっぱこれが一番元気でますよね。お高めなのに買ってくれてありがとうございました。うたプリは700円でサイコーのエンタメが体験できるから在宅で刺激がほしい方にもおすすめです。
おもいで
実家に助けてもらえてよかった
治療中、副作用で吐き気がひどかったのでフルーツと野菜ジュースばっかり摂ってました。でもコロナ対策で入院患者は病棟に軟禁状態なので、外部から差し入れてもらわないと手に入らないんですよね……。
あと、退院してもすぐは自力で日常生活を遅れない(ステロイドの離脱症状っぽいのがひどく、しばらくは一日中寝てた)のもあり、一人暮らしで病気になったら無理みがすぎるな……と思いました。
地元の病院に専門医がいる超幸運
当初わかってなかったですが、ちゃんと検査したら希少がん*2の類で結構なレア病気だったのですが、地元は結構な田舎なので、この病気を診たことがある専門医がいるというのは奇跡でした。
前項との合わせ技で、面倒みてくれる人がいるor実家があり、更にそこから通える範囲に信頼できる先生がいるか、となるともう運でしかないので、本当に運が良かったです。
がん患者から見るコロナ感染拡大
そんなかんじで地元への転院はメリットが多かったけど、地元に戻ってから二週間は病院に入れず、手術したころにはがんがステージⅢまで進行していたので、このコロナ隔離期間がなければもう少し早く手術できたのかな?と思うところがなくもなく。
がんの進行が広がっていると、薬の使用量が増え、薬の副作用の発生率も高まるという流れなので、副作用に悩まされるいま、もし感染拡大予防の対策期間がなければもう少し予後が良かったのかもと考えてしまいますね…‥。
ここのところ、各地の医療逼迫で不急の手術延期というニュースを聞きますが、今はあそこでわたしのようながん患者が後回しにされてるのかもしれないのが結構しんどいなと思います。わたしたちにとって治療を受けられる早さは予後や余命にダイレクトで響くので、なんとか病院に余裕が戻れば、患者が適切な治療を受けられるようにと願っています。
小話
おわり
また思いついたら書く。生きているので!
*1:超おもしろいゲームシステムを基盤にしたとんでもないバグゲーなのでおすすめしません
*2:胚細胞腫瘍でした。さまざまな希少がんの解説 | 希少がんセンター
*3:この前はてな匿名ダイアリーで注射が苦手でワクチン打ちたくない人の記事がホッテントリに上がってたけど、それに対するブコメが無理解に満ちていて悲しい気持ちになったので、どうしても注射が苦手な人はいるということを少しでも理解してもらえたらうれしいです……ほんとうにかなしかった……
やっぱトレンドは異世界転生かなって
昨日の今日でアレなんですが思ったよりみんながTwitter経由でブログを読んでくれていたみたいでびっくりしました。みんな意外と見てるじゃん!言ってよ(?)
いつもわたしのブログやTwitterを見てくれてるメンバーにちょっとお知らせしようかな〜〜みたいなつもりで書いたんですけど、あの〜、こんなにみんな見てると思ってなくてですね。
のんきなわたしでもこれが客観的にはハードな話であることは理解していまして、なんの気なしにブログを読んだフレンズに思わぬ重荷を背負わせてしまったらそれは申し訳ないなと……。みんな元気に暮らしてくれーー。
ご支援に関するお知らせ
ありがたいことに何か送りたいよ〜と言ってくれる方がちらほらいるのですが、化学療法が始まる明日以降の体調がまったく読めず、今後連絡が取りにくくなる可能性もあるので、手前味噌ですが(用法合ってるのか?)ほしいものリストを作らせていただきました。
こちらから送っていただけると実家で受け取ってもらったのちわたしに届きますので、もしなんか送りたいぜって方がいましたらよろしくおねがいします!!心身ともに元気に暮らすために使わせていただきます!
母つぃんが受取時にびっくりしない程度の物品であればリスト外から送っていただいてもOKです。
でも、これ見たから送らなきゃ〜とかは全然思わなくて大丈夫です……!情勢的に日々の暮らしも大変だろうし、お返しもお礼もしばらく難しいと思うので。
みんながいまはまってるもの教えてくれたりとか、誕生日に一言リプしてくれたりとか、KING OF PRISMあるいはラブ米を見て感想を送ってくれるとか、自分が作った同人誌送ってくれるとか、なんかそういうのが嬉しいです。
人生ってほんと予測不可能
えりつぃんさんからの大事なお知らせです。
推敲するのが面倒なのでがんばって読んでーー。
近況
先週手術を受けて無事に終わりました。盛大に腹を開けたのでめちゃくそ痛かったのですが、こうしてのんびりと近況を綴ることができるくらいには順調に回復しています。人間の回復力ってすごいなあと思いました。
何から書いていいかわかんないな。
がんでした。体の中に腫瘍があって、それを摘出して病理検査した結果です。原発巣は手術で取り除けましたが、体のいくつかの場所に転移があるため、来週から化学療法をしていきます。これがまずは2ヶ月くらいかかるので、引き続き仕事は休職という形になります。
同じがんの中でも非常に珍しく、0.3%程度しかないタイプの病気でしたが、薬が非常に効きやすく、これまでの生活に戻れるくらいまで治ることを目指せると言ってもらえました。わたしは元々そんなに死ぬつもりもなくてさっさと治して生きていくぞって心構えだったんですが、よくよく聞いたら一昔前だったらあっけなく死んでたタイプの病気らしくて、いまは医療が発達しててよかったな〜と思いました。
割にポジティブというか、別に落ち込んで治るわけではないので元気なうちは元気な気持ちで過ごそうと思ってるんだけど、こうやって周りに伝えるときが一番しょんぼりしてしまうな。でも言わないでいるのも違う気がするので結構言ってしまっている。職場もリモートワークだし、世の中は緊急事態宣言だし、あんまり会えなくてもわからないご時世だけれども、だからなんか万一さらっと死んでしまったら悔しいなあと思って。いま自分がこういう状態だよって発信するだけしておこうと思ったのでブログ書いてます。
事実だけ言いたいんですよね。それに付随する何かを察してほしいとかそういう話ではないので、いいんですけど、知っておいてほしいだけ。
と、今日ちょっといろんなところに連絡して疲れたのでこんな低めのテンションで文章を綴っていますが、気持ちはそこそこ元気に過ごしています。主治医先生から昔なら助からない病気だったよって言われて始めてそんな深刻だったんだな〜と思ったくらい、まじで全然死ぬ気はなかったです。
ていうか年末最初にかかった病院で多分がんですね!って言われてそれが一番びっくりしたけど、それから検査やら手術やら匂わされ続けて確定診断までまる一ヶ月かかったらさすがに心の準備ができてるというか、うんもう知ってるかな……そりゃそうだよね……みたいな……。めちゃくちゃ調べたから治療方針の説明もだいたい予想通りだったよ。どっしりと構えるみたいなことわざをここに書こうと思ったけど忘れたな。なんだっけ?四字熟語で言えば泰然自若。なるようになるしかない。心配してほしいけど心を痛めてほしくはない微妙なお年頃。
だって本当に落ち込んだところで良くならないんだもん。神様に祈るほうがよっぽど生産的。ていうか6月までに治らないと好きな舞台の新作公演に行けないのでは?というのが目下一番の焦り。わたしの悩みなんてそんなもんだし、それが大事なものだし人生だ。
そして、人生ってほんと予測不可能。来月11日、30歳の誕生日はきっと病室で迎えることになりそうです。こんな情勢だから誰にもお見舞いに来てもらえなくてちょっぴりさみしいので、もし思い出したらおめでとうの一言でもくれたらとってもうれしいです。
しかしこうやって自分がいつもどおり動けなくなると、連絡しなきゃいけないところが多すぎてめんどいんじゃ。今日は疲れたよー。
2020/2/1 追記
リアクションの多さにびびったのでちょっとした関連エントリを書きました。本当にありがとうございます…!
eri-twin.hateblo.jp
2020年やってよかったゲームの話
新年あけましておめでとうございます。 でもまだ今年の話はしないよ。
近況
治療にあたり実家に戻ったのですが、コロナ禍のため東京者は2週間経たないと病院に入れてもらえなかったのでした。ついに禊が終わるので週明けから病院にいけます。ていうかそういう状況なので最近はただの体調の悪いニートとして過ごしていました。一週間仕事休んだけどあんまり影響がなくて良かったなと思いました。一年前だったら大変なことになっていた気がする。まあ病気自体は一年前に発見しておきたかった。
暇なのでゲームの話でもします
2020年買ってよかったものの話をしようかと思ったけど、そういえばゲームが楽しかったので、2020年やってよかったゲームの話をします。
グノーシア
これはあなた自身の物語です。
ループもののSF宇宙人狼。こんなん好きじゃないオタクおるか?という要素の詰め合わせですね。キャラAIと対戦する個人プレイの人狼がメイン要素。人狼へっぽこプレイヤーでも経験値積んでステータスで殴れるので安心設計。
2020年一番良い体験をしたゲーム。真エンド見た後の余韻というか、自分は間違いなくこの物語を体験したんだ!という感覚が……すごい……。人類皆プレイしてくれないかな……。
ループを繰り返していくとキャラクターの能力値や各キャラのAIの癖がわかるので攻略が楽になっていくのがうまいな〜〜と思いました。ロジックで殴るので強いけど口が悪くてすぐ吊られる子、直感全振りで狼を見抜けるけど目立つからすぐ噛まれてしまう子、嘘がうまくて生き残りやすい子、かわいすぎて議論パートでなかなか吊れない子、などなど。みんなラキオとしげみちを好きになる。
さくっと終わるボリュームの割にプレイ後感はすごい体験をした……になるのでとにかく自分でプレイしてほしいゲーム。飽きっぽいから普段周回プレイしないんだけどこのゲームは3周します。
天穂のサクナヒメ
話題の稲作ゲー。
まだ未クリアなんだけど面白い。稲作のシビアさとアクションの爽快さが絶妙。アクションゲームあんまり得意じゃないけど楽しくやれてるのでいい感じ! お米大好きオタク的にはこのビッグウェーブに乗るしかない!と思って買いました。
最近のインターネットゲーム攻略サイトにまともな情報がないので、本当に農業の情報サイトとか見てプレイしてます。気温が高かったとか虫が悪さしてるとか、そういう原因と病気の発生の因果がしっかりしてるので、米の病気の原因と対策に詳しくなれます。実に勉強になる!でも未だにいもち病に勝てない。
あと地味に百合ゲーでした。女から女への嫉妬と憧憬が入り混じったクソデカ感情で白米おかわりし放題。
Dead by Daylight
殺人鬼から隠れて発電機直して逃げるゲーム。 わたしが絶対やらなそうなオンライン対人ホラーゲームなんだけど、実況動画見てたら面白そうだなと思ってはじめました。職場で地味にプレイヤーが多いので一緒に遊んでもらえたのが嬉しかったです。コロナ禍で送別会してもらえなかったのでこのゲーム上でやってもらったのが思い出です。
ライザのアトリエ2
素材集めて錬金術でアイテム作って冒険するゲーム。
わたしは素材集めというものが好きすぎて一生素材集めてるタイプのプレイヤーなんですけど、そういう人がドはまりするゲームです。前作ではおもしろすぎて定時に帰って納豆ごはん食べたら夜中3時までぶっ続けでプレイする生活を強いられた中毒性が激やばの作品。
アトリエの素材集め、素材は種類だけでなく品質や特性がひとつひとつ違うのでどれを取っても同じにならないというのがシャブなんですよね……例えるならハズレ無しのガチャをコントローラのワンクリックで引き続けられるような気持ちよさ?収集欲が刺激されまくる。
2の方はまだ序盤なんだけどやっぱりおもしろいですね〜〜〜。無限にやれるわ。過去作だとゲーム終盤に素材がチェストから溢れてきて捨てざるを得ない悲しみがあったんですが、ライザになってから余った素材は別の資源に変換していく仕組みが入ったので、いくら集めても無駄にならないシステムがめちゃめちゃ嬉しいです。今作も一生素材集める。
ということで
ちなみにあつまれどうぶつの森の話をしてないんだけど日常すぎて特筆することがないので……いや本当に良いゲームですね。友達と比べると少ない方なんだけど、飽きっぽいわたしが400時間もプレイするとは思いませんでした。2020年一番やったゲームは間違いなくあつ森です。
そして書いたもののライザ2は始めたばっかりだし、なにげにサクナヒメもグノーシア3周目も終わってないし、そもそもポケモン剣盾DLCやってないし、実際積みゲーだらけなんですよね。そういえばセールで買ったダンロン2もまだやってないし。どうせしばらくろくに仕事できないので、元気があるうちは積みゲー消化していこうかな。
これが人生の何休みなのかはわからないけど、わからないうちはのんきに過ごそうと思います。
今年もいろいろありまして
大変だった。全体的に記憶が薄い。
おしごと
4月に異動になり、半年間の兼務を経た9月、4年半関わったサービスの開発チームから離れたのが一番大きなできごとでした。このブログでも何回も書きましたが、平社員の身で花形サービスの開発チームリーダー的な立ち位置をやるのはあまりに荷が重くメンタルの具合も悪かったので、異動が決まったことで大変いろいろと助かりました。
異動してからはそんなプレッシャーからも解放され、ゼロからモバイルアプリ開発の勉強を始めると同時に新規開発チームを立ち上げるというやりがいのある目標をいただけたのは良いことだったなと思います。一方で在宅勤務のリズムをなかなか掴めず思うように働けない日々ではありましたが、個人的な労働環境は非常に良くなり、新天地でもギリギリ単位は取れたかな、くらいの年でした。
まあ仕事のことは結構こまめにいろいろ書いてきたので、いいかな。今年は本当に人生が大変だったので、仕事の比重がいちばん薄い年だったかもしれない。
アウトプット
技術書典で新刊を出したいと言いつつ出せなかったのが心残りです。あろうことか今年の業績KPIに新刊を出すと書いてしまったので、今から次のイベント開催をターゲットに計画的な執筆を進めたいところです。いやほんとにやる気はあるんだけど、締め切り駆動執筆の極みみたいな性格なので、締切直前にトラブルが発生した瞬間に新刊を落とす悪癖が発揮されまくりました。最悪すぎる。
秋頃まではかなり気落ちしてしまって文章も書けない期間が長く続きましたが、秋以降は副業での技術記事執筆やプライベートでの文学フリマ参加・合同誌制作などのアウトプットの機会に恵まれたこともあり、総合的にはまあまあ取り戻せたのではないかなと思います。
年末に急遽仕事を休まなければいけなくなったためにアドベントカレンダーが若干尻切れトンボ的になってしまったのが惜しいところで、これは改めてブログで投稿できればいいなと思います。とってもまじめにDDD絡みのポエムを書く予定でした。また機会があれば。
来年のこと
早速ですが病気のためしばらくお仕事をお休みすることになりました。まあわたしも良い歳なので……そういうこともあるよね……。月並みだけど、身体の不調は早めに検査・治療していこうな。
そんなこんなで手術を伴う入院をするため、1月いっぱいはお休みです。その後のことは手術の結果次第のため現状言えることはあんまりないのですが、予後が良好であれば2月には日常に戻れそうな気がします。人生で入院すらしたことなかったのでドキドキ。まあ普段はそこそこ元気なので、時間と体力気力がある限りはこうしてブログやらいろんな文章を書いたりして過ごせたらいいなと思ってます。
ただ、万一治療が長引いて休職になった場合にお賃金が出なくなるのが不安なので、体調と相談しつつやれそうな副業があれば探していこうかなと思っています。ちょっとしたプログラムやAPIの仕様解説をする技術ライターを副業でやってるのと、その他エッセイなど読み物系の文章も趣味で書いておりますのでお心当たりの際はどうぞよろしくお願いいたします。
やりたいこと
来年の事を言うと鬼が笑うといいますし、先に言ったとおりの状況なのであんまり未来の話がしづらいこの頃ではありますが、逆に今こそやりたいことリストを書いたらたくさん出てきそうな気がするので、こっそり作ってやっていこうかなと思います。
2020年を生き抜いて感じたことですが、やはりわたしは文章と、言葉と向き合わなければ生きていけないのだと思い知らされました。それでも、書くことはわたしにとって決して楽なことではなくむしろ大変に気力を使うことですし、書きたい時にしか書かないので安定したアウトプットが出ないのが難点ではありますので、もう少しアウトプットの機会を増やして速度が出せるようになりたいなと思います。
最近の推し漫画
「その淑女は偶像となる」アイドルに挫折した少女の物語です。 [第1+2話]その淑女は偶像となる - 松本陽介 | 少年ジャンプ+
たまにはてブで読み切りがホッテントリ入りしてますが、最近のジャンプラまじでおもろいな〜〜〜!!って感じなんでぜひ読みましょう。推しの子が好きです。あといまワートリが120話無料公開中だから読んで。
おわりに
今年は本当にろくなこと書かないブログになっちゃったので、ぼちぼちアドベントカレンダーネタを転用したりしつつ、たまにはいいこと書くブログ感を出していきたいところですね。
とはいえろくなこと書かないところも含めてわたしというコンテンツなので、まるっと愛していただければ幸いです。好きになってくれたらそこそこ楽しませられるようにがんばりますから。
それではみなさま良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。
これは架空の話ですけど
家でのんびりと仕事をしながら、本当に脱出したのだなあと思う。 何度も書いているけれど本当に今年は精神状態が悪く、世間の情勢の問題がなくとも、今年の初めにはもう酒を飲んではキレたり泣いたり吐いたり倒れたりろくでもない振る舞いをしていたわけで、つまりわたしはちゃんと限界を迎えていたということであった。期限付きのたった1年でさえこの有様で、だからわたしはその業務の苛烈さを身をもって知っている。
わたしが異動する前に担当していたサービスは今も変わらず人の心身の健康を削り取りながら動いている。そこには現代の生贄文化がある。わたしはそれのことをいつからか泥舟と呼称していた。乗っている限り救いはなく、身代わりを置いて脱出することでしか楽になれない。わたしも、これまで自分を支えてくれた仲間を身代わりにして、犠牲にして、見殺しにして、自分だけが生き残るためにここを去るのだ。盆の水をぶちまける役目をやるにはわたしが一番適当だったのかもしれないのに。
早く楽になりたい。これはどこまでも自分のための祈りである。支え合って生きてきたはずの誰かの屍の上でひとり得る安楽はどこか心苦しい。