休職者たるもの耐倒伏性を養わねばならぬ

こんにちは、えりつぃんです。みんな元気ですか?

先日、同僚から「12/13にアドベントカレンダー書いてくれません?(´・ω・`)*1」との連絡を頂いてこのブログを書いています。休職者にオファーが来るあたり、相当枠が余っているのではないでしょうか? 弊社の状況が心配です。

そんな不安に対し、しかし当該カレンダーは社内限定公開のため休職中のわたしはカレンダーにアクセスできないため真相は確かめられませんでした。いかがだったでしょうか?
前後にどなたがいるのかもわかりませんが、誰かはいますように。

というわけで、この記事は弊社アドベントカレンダーの12/13分の記事です。休職中の暮らしとメンタルヘルスについて書こうと思います。
とても個人的な記録であり、技術の話は一切ありません。*2

ちなみに耐倒伏性は米用語ですがだいたいレジリエンスってことだと思います!実に勉強になりますね!

■もくじ

はじめに

わたしは病気のため昨年12月下旬から休職しており、まもなく一年が経とうとしています。
新卒で就職してからのおよそ六年間、心身ともにギリギリを攻めつつ元気に働いてきましたが、このたび初めて長期で仕事をお休みを頂くことになりました。
この一年間は病気の発覚から検査、入院、手術、化学療法、重篤な副作用の発症と治療などなど、めったに経験できないことばかりの新鮮な日々でした。

働かないことにも才能が必要である

一年の休職のうちおよそ半年間は副作用の治療で、通院と服薬での治療がメインでした。有り体に言えばたくさん薬を飲んで月に一度病院に行くちょっと体調の悪いニートって感じです。

しかし、職業診断で芸術家が向いていますと出るタイプの人間であるところのわたしは、おそらく「働かないこと」にも向いていません。

特に貯蓄が減ることや大きな支出がメンタルに響くので、そこそこ高額な医療費と休職に伴う無収入は結構きつかったです。
医療費の限度額適用認定や社内制度の確認で金銭面を意識することも多かったので、収入がない状態で医療費の明細を見るたびにウワ〜〜〜!!ってなってました。

実際は限度額適用認定で年収に応じた医療費上限があるし、休職期間分の傷病手当金ももらえるので(まだもらってないからいくらもらえるか知らんけど)、悲しみはあるものの生活が苦しくなるほどではない……と思います……。

働いてお金がもらえると心の健康に効くし、今の仕事に面白さを感じる場面もあるので、基本的には働いていたいです。個人の見解。最近はお金を意識することが減って落ち着いています。

心の健康を保つのはけっこう難しい

金銭面以外でも落ち込む要因はいろいろあって、今日何もできなかったな〜生産的なことしてないな〜的な無力感とか、自分が止まっていてもお構いなしに動き続ける社会からの疎外感とか(コロナ禍で社会全体が停滞気味な時期なのでだいぶましだった。この時代でなければ多分もっと厳しかったと思います)、単純に平日昼間が孤独とか。どれがきついかはかなり人によると思います。
わたしは療養期間中に数年楽しみに待っていた舞台の新作公演があり、観劇できなかったことで結構落ち込みました。めちゃくちゃ歌がうまくて顔が良いYokazenohorizon、見たかったな……。

ともあれ、このへんの気持ちって病状が落ち着いてくるにつれて出てくるもので、一時は体調が良いにも関わらず精神的には落ち込んでしまう、という日が多くなりました。身体が元に戻ってきた分だけ、なかなか元には戻らない生活とのギャップに焦燥感が募ってしまう。

あとなんだか個人的に、人生の残機がゼロになったような感覚があります。ゲームオーバーを意識しすぎてプレッシャーを感じてしまうんですよね。そのわりになかなか元通りに身体が動くわけでもないので、より一層焦ってしまう。

働かざるものたちよゲームをしよう

と、急にゲームに例えたりなどしましたが、休職中のわたしを憂鬱から救ってくれたものとしてゲームの存在が大きかったりします。適度な達成感があるのと、不安から余計なことを考える時間を潰せるので精神衛生上かなり良かったです。
こうやって文章書くとかものづくり系も適度に集中できて良いんですが、それなりに元気がないとできないことでもあるので、ゲームって思考停止でもできる感じと考えさせられる感じが両方ちょうどいいなと思いました。

特に夜になると未来への漠然とした不安感で落ち込んでくるパターンはあるあるなので、さっさと寝るのを前提に、気を紛らわせるものが必要だと思いました。ゲーム以外にも、おすすめの小説や漫画をたくさん教えてもらえたのがありがたかったです。

いまはダイパリメイクをやってるんですけど、道民的には網走にでかいデパートがあるのが納得いってないです。シンオウ地方の右半分には厳しい自然しかないはずだが?

おわりに

休職エントリということで最初は制度面の話を書こうかと思ったけど、いまいちおもしろくなさそうだったのでやめました。まとめるの面倒だし……

休職している間って病気以外でも不安なことも多いし、不安は心の健康を蝕みます。もちろん身体の健康は大事ですが、同じくらいに心の健康も大切です。
みんなの心の健康のため、わたしの経験がいつかどこかで誰かの役に立ったり、そうでなくても少しでも楽しんでもらえたらいいなと思います。

なにせわたしはいわば休職のプロです!する側のな!
(※制度面は素直に会社にいる本物のプロに聞きましょう。とても助かりました)

さて、明日以降も弊社アドベントカレンダーは続いていくのでしょうか?
復職したら読ませてもらおうと思います。たのしみにしてまーす!

*1:顔文字は捏造

*2:技術っぽい話をするならNetlifyで古の個人サイトを作ろう!みたいな弾もあるけど、これ読者層にいまいちヒットしない感あるよね……アラサー女性オタクにはめっちゃウケると思うんですけど……