人生ってほんと予測不可能
えりつぃんさんからの大事なお知らせです。
推敲するのが面倒なのでがんばって読んでーー。
近況
先週手術を受けて無事に終わりました。盛大に腹を開けたのでめちゃくそ痛かったのですが、こうしてのんびりと近況を綴ることができるくらいには順調に回復しています。人間の回復力ってすごいなあと思いました。
何から書いていいかわかんないな。
がんでした。体の中に腫瘍があって、それを摘出して病理検査した結果です。原発巣は手術で取り除けましたが、体のいくつかの場所に転移があるため、来週から化学療法をしていきます。これがまずは2ヶ月くらいかかるので、引き続き仕事は休職という形になります。
同じがんの中でも非常に珍しく、0.3%程度しかないタイプの病気でしたが、薬が非常に効きやすく、これまでの生活に戻れるくらいまで治ることを目指せると言ってもらえました。わたしは元々そんなに死ぬつもりもなくてさっさと治して生きていくぞって心構えだったんですが、よくよく聞いたら一昔前だったらあっけなく死んでたタイプの病気らしくて、いまは医療が発達しててよかったな〜と思いました。
割にポジティブというか、別に落ち込んで治るわけではないので元気なうちは元気な気持ちで過ごそうと思ってるんだけど、こうやって周りに伝えるときが一番しょんぼりしてしまうな。でも言わないでいるのも違う気がするので結構言ってしまっている。職場もリモートワークだし、世の中は緊急事態宣言だし、あんまり会えなくてもわからないご時世だけれども、だからなんか万一さらっと死んでしまったら悔しいなあと思って。いま自分がこういう状態だよって発信するだけしておこうと思ったのでブログ書いてます。
事実だけ言いたいんですよね。それに付随する何かを察してほしいとかそういう話ではないので、いいんですけど、知っておいてほしいだけ。
と、今日ちょっといろんなところに連絡して疲れたのでこんな低めのテンションで文章を綴っていますが、気持ちはそこそこ元気に過ごしています。主治医先生から昔なら助からない病気だったよって言われて始めてそんな深刻だったんだな〜と思ったくらい、まじで全然死ぬ気はなかったです。
ていうか年末最初にかかった病院で多分がんですね!って言われてそれが一番びっくりしたけど、それから検査やら手術やら匂わされ続けて確定診断までまる一ヶ月かかったらさすがに心の準備ができてるというか、うんもう知ってるかな……そりゃそうだよね……みたいな……。めちゃくちゃ調べたから治療方針の説明もだいたい予想通りだったよ。どっしりと構えるみたいなことわざをここに書こうと思ったけど忘れたな。なんだっけ?四字熟語で言えば泰然自若。なるようになるしかない。心配してほしいけど心を痛めてほしくはない微妙なお年頃。
だって本当に落ち込んだところで良くならないんだもん。神様に祈るほうがよっぽど生産的。ていうか6月までに治らないと好きな舞台の新作公演に行けないのでは?というのが目下一番の焦り。わたしの悩みなんてそんなもんだし、それが大事なものだし人生だ。
そして、人生ってほんと予測不可能。来月11日、30歳の誕生日はきっと病室で迎えることになりそうです。こんな情勢だから誰にもお見舞いに来てもらえなくてちょっぴりさみしいので、もし思い出したらおめでとうの一言でもくれたらとってもうれしいです。
しかしこうやって自分がいつもどおり動けなくなると、連絡しなきゃいけないところが多すぎてめんどいんじゃ。今日は疲れたよー。
2020/2/1 追記
リアクションの多さにびびったのでちょっとした関連エントリを書きました。本当にありがとうございます…!
eri-twin.hateblo.jp