良いチームは良いふりかえりから
今日は前向きに、ふりかえりについて書きます。
良いチームは良いふりかえりから
毎スプリントの終わりにやっている、ふりかえり。
その中で最近やってよかったことを紹介します。
(社内の開発チーム向けLTで発表した内容です)
agenda
ふりかえりは以下の流れでやります。
- Tryのふりかえり、エターナルキープ
- 今週の自分コーナー
- KPT(いつもの)
- Tryを朝会で毎日確認
1. Tryのふりかえり&エターナルキープ
KPTしても、せっかく出したTryするする詐欺になることがある。それはもったいないので、Tryをやりっぱなしにしないために、必ずTryのふりかえりをします。
- 先週出したTryはTryできたか?
- TryしたならProblemは解決したか?
をみんなで話し合います。
- よくなかったらやめる
- よかったら継続する(キープ)
- 意識しなくてもできるくらい身についたら、エターナルキープ(EK)へ移動
エターナルキープとは文字通り永遠のキープです。
そしてエターナルキープの数はチームが挑戦してきたことの数、チームが積み重ねてきた軌跡そのものです。
たまにまとめて見返すと、達成感でしみじみします。
2. 今週の自分コーナー
ただのKPTでは飽きてきたのでなにか新鮮味を、という時に出てきたTryのひとつ。
ふせんに「今週の自分」を絵で描いてひとりずつ発表します。
とてももりあがります。アイスブレーク的な立ち位置です。
ここで書くのはなんでもあり。人物画から抽象画まで個性が際立つ。内容もプライベートなこともOKとしているので、個人のことをよく知れてコミュニケーションのネタにもなったり。
基本的にワイワイ楽しくやります!
3. KPT(いつもの)
ここからいつものKPT。ですが良いチームのふりかえりはここが違う。
- Keep:みんなで喜ぶ
- Problem:みんなで反省する
- Try:チームで改善したいものをひとつ以上決める
- やる。で終わらないやつ
- みんなでやれるやつ
- やる気のあるやつ
良いチームではK/Pどちらもたくさん出てきます。特にK。その週にチームで起きたことをみんながわかってるから、他の誰かが出したKもPも自然に自分事になる。
そして最大のポイントはチームで改善したいものをひとつ以上決めることです。特に、誰かがやるのではなくチームとしてやることというのが大切です。
たとえば超具体的な例ですが、
- P:残業が多い。つらい→T:朝のうちに今日やることのゴールを決めておく。ここまで終わったら帰ろうの流れをつくる
- P:ベロシティを上げたい。モブプロ全員でやるのはちょっと無駄が多いのではないか→T:4人チームなので2人ずつのペアに分かれて作業してみよう
のような取り組みをしました。これももちろん前述のように、スプリントの最後にふりかえりして成果が出ているかどうかを確認します。
4. Tryを朝会で毎日確認
Tryするする詐欺になりがちなもうひとつの要因として、Tryを忘れる、一旦ふりかえりが終わったら次のふりかえりまで見直さない…というのがあると思います。それを改善します。
- 朝会チートシートに「Tryの確認」を入れる
- Tryできてるか、毎朝みんなで確認
できてると「おっTryできてるじゃん〜」て元気になれます。
毎日確認されるので、忘れてると思い出します。
最終的に次のふりかえりでまた確認されるので、これはやったほうがいい!と各々が思ったことは自然に取り組むようになったと思います。
まとめ
ふりかえり、ちゃんとやってますか?惰性になってませんか? この中で自分のチームでも取り入れられそうな要素があったら、ぜひ取り入れてみてください。ふりかえりが面倒になってきたとき、なにかひとつ新しいことをやってみる、それだけでもチームの空気が変わるきっかけになると思います。
良いチームは良いふりかえりから!!!
良いチームを作っていきましょう!!!