チーム崩壊の足音一覧

スクラムなチームをうまく作るための手法を考えていたのですが、残念なことに、逆にこれが起きるとチームとしてヤバいという知見のほうが溜まってきたので書きます。

チーム崩壊の足音一覧

今日は3つ書きました

1. 仕事がチケットで表現されていない

プロジェクト始まりたてのときとかリーダーの立場の人にありがち。決して働いていないわけじゃないというかむしろがんばって進めてるはずなのにバーンダウンしていない、あるいは何をしているのかわからないのに一日が終わってしまうという時はこれかもしれない。

解決策:見えないタスクをチケットにする

後から追加でもいいからやったことをチケットに表現する。ストーリーポイントを振る。やったことをチームメンバにアピールする。

2. 各々の仕事を分業しすぎ

わかりやすいのはコーダーと調整役とか。
進捗が差し迫っていると特に、つい得意分野ごとにタスクを振りがちになってしてしまう。
ただし、ここで分けすぎると自分の仕事の範囲を守りに入るので危ない気配がする。
チームの目的はサービスに必要なものを開発することで、個人のタスクが終われば終わり、ではない。チームはチームでいよう。

解決策:極力ペア作業で進めるようにする。

これだけでとりあえず個人の仕事という形はやめられる。
少なくともペアのメンバ同士では認識を合わせるためにコミュニケーションを取るので、なんとなく一体感が出てくる。 ペアをシャッフルしたり朝会もペアごとに喋ってもらったり、このあたりは工夫がいるかもしれないけど、この一体感をチーム全体まで広げられるとチームとしての体裁が戻ってくる。
リーダー的な立場からも、ペアごとにタスクをアサインされているので、全体のうち進行中のタスクの見通しがよくなる感じ。

3. デイリースタンドアップやふりかえりをさぼる

なんとなく朝会やってないとか。ふりかえりに活気がない、惰性でやってる、進捗やばいから今週はふりかえり飛ばそう、などなど……

解決策:やばくてもイベントは極力ちゃんとやる

今日中にリカバリしないと無理〜〜〜みたいなとき以外飛ばしてはいけない。今日がだめなら明日には絶対やろう。
実際にこれやってるときとやってないときを比較すると実感としてわかるんだけど、こういうイベントをちゃんとやるということは、やっぱり大事。アジャイル開発のパターンを崩し始めるとチームがけっこうヤバいなという感じがしてくる。
自分はスクラム開発のやり方しか経験してないので、元から周りがそういう活動をやってるのを見ようみまねでやってたけど、こういうイベントでチームの空気ができていくんだなあ、昔の人はすごいなあなどと思う。

以上です

いかがだったでしょうか。
これは実体験に基づく見解なので非常に局所的なものだとは思いますが身近なところでこういう傾向があるときは注意しましょう わたしも次回この傾向が出てきたら気をつけようとおもいます
と言いながらも今まさに全部にあてはまるとても危険な状態なので、ここに書いたとおりひとつずつ立て直して、なんとかチームになりたいと思います。
しかし二人チームというのは難しい……先述したチーム内ペアともちょっと違う感じがするので、二人でどうチームを作っていくかというのは次の課題。