社外研修にいこう

会社に行きたくなくなった日、反対方向の電車に揺られて向かうための海の用意がありますか?わたしはあります。どこかは秘密です。

昨日から明日まで3日間、社外の研修に行っています。システム設計の基本を学びに行っています。内容はまた研修が終わったら機会を改めてアウトプットをしたいと思います。
しかしなんというか世の中には色んな人がいるんだなあと思いました。そういう話をします。

研修の参加者は発注側と開発者のどちらもいます。混合でグループワークをしているので他の参加者の方々ともお話しするのですが、発注側のとある人がパンチ効きすぎていてすごい。もうこの人はすごいのでおじさんと呼びます。 研修中のわたしたちはもろもろ仕様書などを書いており、今日は状態遷移の線を一本引き忘れた仕様書を作成し隣のチームからのレビューでボコボコにされる楽しい演習でした。めちゃくちゃバグってるじゃんと笑っているところで、おじさんは言いました。
「これ書いたの誰?」

チームの成果物はチームの責任で作ったものなので、これは全員の責任ですからね!と反射的に大きな声が出て自分で焦りました。当たり前すぎて忘れていましたが世の中チームで働くという経験をしている人は少ないのですよね。いやまあそうですよね。冷静になればそうです。そんなこと言ってくるプロマネとかまじで嫌だなあとか絶対一緒に仕事したくないなとか思いましたが世の中そういうものなのかなと考えさせられました。
しかしおじさんは容赦なく畳み掛けてきます。「大きな指摘はなかったの?」「いや、今言いましたけどこの遷移がひとつ抜けていたんですよ」ここでおじさんは再び攻撃を繰り出してきます。
「なんだ。じゃあひとつ忘れただけ?」

いや結構ですよ、結構なバグですよ、その遷移をひとつ抜かしたせいで我らの設計したシステムは5000品目の商品を扱う発注システムで1品目ずつしか注文できないというすてきな仕様になっています。他のメンバーはちゃんとこの致命的バグを認識しているのに?このまま発注したら大惨事だけどその認識で本当にシステム開発を依頼する仕事をなさるのでしょうか?絶対一緒に仕事したくないなとか思いましたが世の中そういうものなのかなと考えさせられました。
社外を知るという目的は達成されたと感じています。文字通り知見が広がりました。世の中色んな人がいるんだ。べんきょうになるなあ。研修にいってよかったなあ。研修の後会社に帰ってきたら会話がつつがなく進んでいく環境に感動を覚えました。弊社はすごい!研修カリキュラムはまだあと1日残っていますが既にすごいおじさんと遭遇できているのでたいへん貴重な経験ができました!みんな社外研修に行こう!絶対に許すな!